しつこい汚れの種類は3つ
◆油汚れ
酸性の汚れです。一番に思いつくのはキッチンの換気扇やコンロのベタベタした油汚れかもしれませんが、人間の皮脂がついた手すりやリモコン、床など、あらゆる場所にある汚れです。
◆水あか汚れ
アルカリ性の汚れで、水道水のミネラルが固まってしまったものです。お風呂の鏡や水洗金具など、水回りにうろこ状に白くこびりつきます。
◆カビ汚れ
浴室やキッチン、トイレなどの湿気の多い水まわりに発生しやすく、日の当たらない押し入れなどにも繁殖することがあります。
油汚れをラクに落とすのはアルカリ性洗剤
◆アルカリ性洗剤
キッチンのレンジフードやコンロなどについた、しつこい油汚れを落とします。人の手あか汚れにも効果的です。
◆酸素系漂白剤
酸性とアルカリ性両方の働きをもつ酸素系漂白剤は、取り外せるパーツなどを漬けおきし、汚れを浮かせて落とすのに効果を発揮します。
水あか汚れをラクに落とすのは酸性洗剤
◆酸性洗剤
酸の力で、固まったミネラル成分を溶かして落とします。
カビ汚れには漂白剤
◆酸素系漂白剤
傷みやすい素材へのカビ退治に向きます。殺菌力は塩素系漂白剤より落ちます。強力な薬剤を使いたくない場合に使うとよいでしょう。
◆塩素系漂白剤
強力な殺菌力や漂白力を持つのでカビ退治には適しています。その分、素材を痛めやすいので注意が必要です。
中性洗剤はオールマイティ
中性洗剤は、基本的にどこでも使えるオールマイティな洗剤です。洗浄力は弱めですが、素材が気になる場合は、まずは試してみるのもおすすめです。
洗剤を使い分け掃除の名人になろう
汚れと洗剤の関係を知り、ラクして汚れを落とすことができれば、きっと掃除が楽しくなります。
まずは自宅にある洗剤の成分表示をチェックしてみてくださいね。